リーダーシップ研修 in マドリッド
総本部・各管区・デレガシオンの統治レベルの養成
2018年10月1日、スペイン・マドリッドのカサ・マドレにおいて総本部・各管区・デレガシオンの統治レベルの養成が、15日間の予定で始まりました。テーマは、“命を生み出すリーダーシップ”です。
開会にあたり、総長シスターTeresaは、「新しいリーダーシップの在り方を深めるために、聖霊のダイナミズムに心を開いて過ごしましょう。新しい同伴の在り方の中心は奉仕と姉妹愛であります。神の前に、教会の前に、修道会の前に、そして、彼女たちの前に、これを生きる大きな責任があります」と挨拶しました。
最初は、イエズス会のXavier Quinzá神父さまの指導で、「心に隠されていること」というテーマで、静修がありました。
2~3日目は、イエズス会のPablo Guerrero神父さまのご指導で、「新しい修道生活におけるリーダーシップの霊性」というテーマで、それを生きるために必要ないくつかの要素が深められていきました。
第4~5日目は、FMSの元総長のブラザーEmili Turú の、「交わりとミッションにおける奉仕の権威」というテーマでした。夢を持つこと、未来へのビジョンとそれを実現するための出会いの文化を生きること(教皇フランシスコの模範)、Diálogo Contemplativo など、現実的に生きていくための示唆に満ちた話で、元気をいただきました。
6日目は、副総長のH. Margarita Navíoが、1988年の会憲から始まって、各総会、各拡大総顧問会の文書の中から、礼拝会が統治とリーダーシップを生きる在り方を示してきたことをパワーポイントで思い出させてくださいました。修道会が聖霊の導きで歩んできた道のりを感謝の思いで過ごしました。
この同じ日、H. Pilar Rodoriguezによって、聖マリア・ミカエラにおけるリーダーシップが伝えられました。神に捕らえられ、聖霊の導きにしたがって、神が導かれるミッションを実現していく偉大な女性、マリア・ミカエラの姿が、私たちに現わされていきました。
週の初めの日に、聖テレジアの町、アビラへいきました。移動の手段は馬車しかない時代に、カルメル会を改革し、スペインの各地に創立した17の修道院は、その心に燃えていた“Sólo Dios Basta! ”という熱烈な神への愛が、具体的に現わされたものでした。礼拝会のアビラの修道院では、25名のシスター達に会うもとができました。
次の報告をお楽しみに。